2022.12.01

ドッグフードに表示された「グレインフリー」「グルテンフリー」の意味



グレインとは?
グルテンとは?
ドッグフードにおけるグレイン(穀類)
犬は肉食よりの雑食
穀物は太りやすい
まとめ
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漠然と小麦を使用していないということはわかっていても、グレインフリーとグルテンフリーの違いや
わんちゃんに与える理由を聞かれると、頭の中にはハテナマークが浮かんできませんか?

とっても似ている言葉ですが、グレインフリーとグルテンフリーは異なる意味を持ちます。

グレインとは「穀物」のこと

・小麦(グルテン)
・大麦
・白米
・玄米
・そば
・とうもろこし
・黒豆
・小豆

グルテンとは「たんぱく質の一種」

・小麦
・大麦
・ライ麦
・オーツ麦
・もち麦

グルテンフリーは小麦は入っていないということになりますが、
グレインフリーは上記にあるような原材料は全て入っていないということになります。

ここまでみてきたグレインとグルテンは、言葉が似ているため混同されがちです。
その違いをまとめて説明すると、グレインは、「穀類」全般を指す言葉であり、
グルテンは「穀類の一種である麦類に含まれるタンパク質のうちの1つ」ということになります。

ドッグフードにおけるグレイン(穀類)

一般的に米・小麦・大麦・オート麦・トウモロコシなど原材料としてよく使われる禾穀類(イネ科)を指していて、菽穀類(マメ科)や擬似穀類のものは含まれないことがほとんどです。
わかりにくいところですが、グレインフリーの語源である英語圏では、グレイン(穀類とビーンズ(豆類)は別物として扱われていることに由来していると思われます。
ドッグフードにおけるグレイン(穀類)と言われれば、いろいろな種類があるなかでも、なじみのあるイネ科のものが該当すると理解しておくとよいです。

犬は肉食よりの雑食です。

なのでそもそも米などより肉や魚のほうが体に合っているという面があります。
ネットには犬は穀物を消化できないからグレインフリーじゃないとだめ!
という記事も見かけますがそんなことはありません。
ドッグフードに含まれている穀物は全て熱が加えられてアルファ化されているので犬でも消化することが可能です。
アルファ化されていないのであれば、人間でも消化は難しいです。
しかし、犬は穀物を食べることが出来ますが、消化が得意ではないということは頭に入れておいてください。

穀物は太りやすい


穀物などの炭水化物は血糖値が上がりやすく、太りやすいです。
愛犬が肥満気味の場合は穀物やイモ類などGI値が高いとドッグフードは避けたほうがいいでしょう。

穀物が主原料になっているドッグフードより、肉や魚などが主原料のドッグフードを選びましょう。
量販店に売っているような安価なドッグフードは穀物が主原料のことが多いです。
原材料表は多い順に書かれているので、一番最初に書かれている原材料に穀物が書かれているドッグフードより
肉類が書かれているほうが愛犬にとって良いドッグフードです。

グレインフリーがおすすめのわんちゃん

グレインフリーがおすすめなのは、穀物アレルギーのあるわんちゃんです。

グレインフリーのドッグフードは、小麦やトウモロコシといったアレルゲンになり得る穀物を一切使用していないため、 食物アレルギーを発症を防ぐことができます。

また、グレインフリーのドッグフードは肉や魚といった動物性たんぱく質を多く含んでいる傾向にあり、
動物性たんぱく質は体を作る大切な栄養素。
できる限り肉食に近い食事をさせてあげたいわんちゃんにもおすすめです。

まとめ


以上がグレインフリーとグルテンフリーの違いです。
グレインフリーとグルテンフリーの違いを踏まえて愛犬にぴったりのドッグフードをぜひ見つけてください。

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